新座市 大泉学園駅からバスで5分の内科循環器科 橋本内科クリニック

橋本内科クリニック

「都民農園」バス停 徒歩5分 / 西武池袋線 大泉学園前駅 お車15分

〒352-0014 埼玉県新座市栄4-4-21 駐車場8台
048-481-2626

循環器科
Cardiology

不整脈のお話

不整脈とは、速くなったり、抜けてしまったり、リズムがめちゃくちゃになったり、極端に遅くなるなど、本来規則正しいはずの脈がさまざまに乱れることです。

不整脈の際に現れる自覚症状の中心は動悸ですが、中には『心臓が転ぶような感じがする』と訴える患者さんもいます。


脈は、右心房と大動脈のつながる部位の洞結節というところから一定のリズムで電気的な信号が出ておりこれが刺激伝達系を通じて心臓を順次興奮させ収縮を生ずるもののことです。
ところが、この電気刺激の発生する場所が違ったり、発生の仕方が普通ではなかったりすると不整脈になります。
ですから、ひとことで不整脈と言っても、起こるメカニズム、異常の起こっている部位現象的に脈が遅いか速いかなど、かなりの種類に分類されます。

洞結節以外のところから電気刺激が出て心臓を興奮させるものを『期外収縮』と呼び、症状としては、よく『脈がとぶ』と言われます。
電気刺激の発生場所が上室、すなわち心房である場合を『上室性(心房性)期外収縮』、心室である場合を『心室性期外収縮』と言います。あまり神経質になる必要のない不整脈ですが、興奮が生じている場所が多数だったり連発したりする場合や、基礎的な心疾患がある場合は、治療が必要です。

『心房細動』とは、心房の電気的な興奮がめちゃくちゃになり部分部分が勝手に震えて全体の収縮とならない状態を言います。投薬などで元に戻すこともできますが、この場合、心不全を起こす可能性もあり、心房の中の血液がよどみ血栓となり、それが血流で脳に運ばれて脳血栓を生じる危険性もありますので、医師の管理下である程度継続的に治療を行った方がよいでしょう。
なお、同じ状態が心室で起こる『心室細動』は、放置すると死に至る重症の不整脈で、緊急に電気ショックを施す必要があります。
『発作性上室性頻拍』は、心房に異常な電気伝達回路ができ、心房が興奮、その興奮が心室にも伝わって突然1分間に200回くらいに脈が速くなる疾患を言います。
マッサージや投薬で元に戻しますが、最近は異常な電気伝達回路をカテーテルを挿入して切除する根本的治療法も開発されています。

上室性期外収縮などは健康な人でも起こるケースがありますが、果たしてどのタイミングで医師に相談に行けばいいのでしょうか。
確かに不整脈の中にはあまり心配しないでもいいものもありますが、放置すると重大な疾患の誘因になることもあるのです。しかも、不整脈の有無・種類は、心電図を取って専門医が判定しないとわかりません。ですから、異常を感じたらすぐ医師に相談し、検査を受けることをお勧めします。
不整脈の治療は人工心臓・ペースメーカーなど薬以外の治療法の開発にも目をみはるものがあります。

不整脈だけでなく多くの心疾患は圧倒的に50代以降の男性に多いのです。
ストレス、食生活、喫煙・・・。それだけ心臓に負担がかかるということであり、多くが生活習慣の改善を必要としています。これらの治療を継続的に行っていくには、その窓口となるホームドクター的な医療機関が必要です。
私たちのクリニックでは、そういう意味で地域の医療ネットワークのキーステーション的存在でありたいと思っています。

高血圧のお話

血圧の高い人は日本全国で約3千万人といわれていますが、適切な治療を受けているのは1千万人に過ぎません。

50歳以上の2人に1人は高血圧という現状から、血圧への関心をより深めていただきたいと思います。

 

高血圧はなぜ悪いか

血圧が少し高いくらいでは、症状もなく日常生活に何も支障もないのになぜ治療しなければならないのでしょうか。
日本人の三大死因は癌が約30%と最も多く、次いで脳血管疾患と虚血性心疾患がおのおの約15%で、両者をあわせると癌とほぼ同じになります。
脳出血や脳梗塞など脳血管疾患や、狭心症、心筋梗塞など虚血性心疾患は高血圧と密接な関係があり、血圧が高い程、またその期間が長い程、これらの病気にかかる率が上がるのです。

 

正常血圧と家庭血圧

下図に示したように、正常血圧は最大139以下、最小89以下、それ以上は高血圧で、その90%は原因のわからない本能性高血圧です。
残りの10%は、二次性高血圧で心臓、腎臓、ホルモン異常などが原因となります。
最近、家庭でも血圧を測る方が増えてきました。
朝でも夜中でもいつでも測れるという利点がありますが、その結果については自己判断せず、二次性高血圧との鑑別も含めて医師に相談するべきです。
家庭での正常血圧は、最大130、最小85以下とされています。

成人における診察室血圧の分類(mmHg)
分類 収縮期血圧   拡張期血圧
至適血圧 <120 かつ < 80
正常血圧 <130 かつ < 85
正常高値血圧 130 -139 または  85 - 89
Ⅰ度高血圧 140 -159 または  90 - 99
Ⅱ度高血圧 160 -179 または 100 -109
Ⅲ度高血圧 ≥180 または ≥110
(孤立性)収縮期高血圧 ≥140 かつ < 90

 

生活習慣の改善が治療の第一歩

血圧が高いからといってすぐ薬を飲む必要はなく、特に軽症高血圧では生活習慣を見直すだけで、正常域になるケースが少なくありません。
(表2)に高血圧予防のための注意点をあげていますが、生活で大切なことは食べ過ぎによる肥満に注意し、適度の運動によりストレスを解消し、規則正しい生活を送ることです。
特に食事の中で大切なのは塩分制限で、一日7~8gが適量です。
また、動物性脂肪を控え、野菜を多めにバランスのとれた食事が大切です。
生活習慣の改善で血圧の下がらない人は薬による治療となります。

 

血圧についての誤った知識

新聞やテレビなどで医療を取り上げる機会が増え、一般の方の医学的知識は向上しています。
しかし、診療して感じることは、血圧について誤った知識を持っている人がかなり多いということです。
「一度、薬を飲み始めると止められなくなるので飲まない」
「近所の人にその薬は副作用があるといわれたので止めた」
「朝の薬を飲み忘れたので昼の薬と一緒に飲んだ」
「新聞、テレビを信用しすぎる、民間療法に頼る」などです。
高血圧の人は、糖尿病、高コレステロールなど、ほかの生活習慣病を持っている人が少なくありません。
掛かりつけ医と相談しながら快適な人生を送りたいものです。

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